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倉敷から夢、発信「倉敷人」シリーズ22 平井宏明

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作り手の情熱が溶け込んだ、耐熱ガラスで魅せる美の深淵。

グラスから一輪挿しまで色・カタチもさまざま

2000度を越える高温の炎が出る酸素バーナーで耐熱ガラスを溶かし、グラスや一輪挿しなど普段づかいのものから昆虫のオブジェなどさまざまなガラス作品を手がける平井宏明さん。高校生時代に教育実習生が見せたガラス作品に惹かれて倉敷芸術科学大学へ入学。吹きガラスやトンボ玉など多くの作品づくりの経験から試行錯誤の末、耐熱ガラスをもちいた制作スタイルにたどり着いたそうだ。
「耐熱ガラスは熱湯にも耐えられるほど丈夫で、僕はその厚さをなるべく薄くなるように作っています。ほかのガラス作品と比べて驚くほど軽いのが特徴です」と語る平井さん。加工しにくいという難点もあるが、そこは作家歴13年の腕の見せどころ。ガラスから視線を放すことなく、慣れた手つきで炎を調整し、フュージングと呼ばれる技法で金属を溶かして色づけを施す姿には魅せられるものがある

工房

  

「これまで手がけた作品は小さな作品が多いので、もっと大きな作品に挑んでみたいと思っています。でも、昆虫のオブジェを割れやすいけれどもっと繊細にしたいとも思っていて…。まだまだ挑戦したいことだらけなんです」とこれからの意気込みを語る平井さんの姿はどこか嬉しそうに見えた。限界をどれだけ超えられるか、秘められた作家としてプライドが垣間見えたからかもしれない。 彼が手がけた昆虫のガラス作品は本物の標本と見間違うほど精巧な作りだ。これを超える作品が生まれた時、それはこれまであった私の中のガラスという概念が新たに生まれ変わる時なのかもしれないと思うと胸の高まりを感じた。

History

water gate
  • 平井宏明 (ガラス作家)
  • 倉敷市水島エリア出身。
  • 高温の炎が出る酸素バーナーで硬い耐熱ガラスを溶かしてグラスや一輪挿しなど普段使いのものから繊細な昆虫のオブジェなどさまざまな作品を作る。
  • 色・カタチのどこをとっても世界に2つとない手仕事ならではの作品づくりを大切に、個展やマルシェなど幅広く活動している。

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