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倉敷から夢、発信「倉敷人」シリーズ4 真鍋友芳

For you with Kurashiki

タイの美しい自然に育まれた、素朴な天然素材で作られる服や布小物 心も体も包んでくれる、トモ・ナチュラルファブリクスの優しさと温かさ―。

タイ・チェンマイを拠点に制作活動を行うデザイナーのtomo/真鍋友芳さんと
倉敷から全国へと販路拡大を進める兄、眞鍋芳章さんが、兄弟で立ち上げたファッションブランドが【トモ・
ナチュラルファブリクス】。商品の生産から販売戦略までを二人とその家族が中心になって担い、ブランドの
立ち上げからわずか数年ながら、根強いファンを増やし続けている。

店頭に並ぶ真鍋友芳さんの作品

無農薬で育ったヘンプや天然の手紡ぎコットンの糸、また、張りのあ
るシルクなど、タイ特産の素材を草木などの天然染料で先染めし、地
元の農村女性が手縫いしたファブリックの素朴な風合いが特徴だ。立
体裁断による着心地のよさやフィット感も秀逸でレディースを中心に
メンズ・小物までラインナップの幅も増えつつある。倉敷美観地区の
外れにある漆喰塗りの白壁が印象的な【tomoの服のお店】を訪れる
と兄の芳章さんが出迎えてくれた。店舗の中には、初夏を彩る涼やか
なコーディネイトがトルソーに飾られるほか、思わず触れたくなるよ
うな風合いの商品が並ぶ。

真鍮を押して揺らすと手足を動かし、まるで「ワンワン」と吠えるような仕草が可愛らしいピポットシリーズ。オーダーメイドも受付中。

草木染めならではの優しい色合いと肌触り。手間と時間をかけた誠実なもの作りのいっぽうで、だれもが求めやすい優しい価格帯で提供されている。

「タイで創作活動を続ける弟の服や布小物を日本で多くの方に知って
いただくのが私の役目。ブランドを立ち上げて7年になりますが、杉
田さん曰く「水彩画の似合う街」という倉敷・美観地区が、午前中に
一瞬だけ見せる陰影を切り取った透明感あふれる作品。穏やかな口調
時間をかけ、良いものを手頃な価格でご提供したいという思いは、兄
弟共通の信念です。もの作りに関して一切の妥協はありません。」
のなかにも凛とした志を感じさせる芳章さん。距離を隔てても、兄弟
の眼差しが熱く交差しているのを実感した。「倉敷は横の繋がりが強
く、人に優しい街。イベントなども多くの方のご協力をいただいてい
ます。ここは働きやすく、住みやすい場所ですね」。

優しく温かいTomoのファッションが、倉敷から、今、大きく飛翔しようとしている。

History

作品
  • 昭和51年倉敷市生まれ
  • 武蔵野美術大学卒業
  • 在学中にファッションユニットSTOREに参加
  • 小池一子氏の勧めで勤めた「Maru Factory」で
  • 手仕事の可能性に魅せられる。
  • タイの伝統の染織を復元し自然素材の服を手がける
  • 「うさと」のさとううさぶろう氏に師事。
  • 平成19年に兄とともに「Tomo Naturai Fabrics」を立上げる。

Tomoの服のお店
倉敷市東町1-25 Tel.086-441-3172

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