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家庭と保育園の連携で 母子ともに安心な環境づくり 〜杉の子保育園

日々の生活のなかで、子どもの心は常に成長を続けています。親の何気ない言動が子どもの心に思わぬ影響を及ぼすことも。 「こんなとき、子どもにどう接すれば…?」そんなパパ&ママのお悩みに、保育園の先生におこたえいただきます!

 

現在育児休暇中。春からは子どもを保育園に預けて、職場復帰します。これまでは、ずっと子どものそばにいただけに、新生活には不安しかありません。今から準備できることを教えてください。

 

家庭と保育園の連携で
母子ともに安心な環境づくり

 

ドンブラっこ編集部(以下編集部) 朝の支度が間に合うかどうか、心配する方が多いようです。

 

山中園長先生(以下山中) 入園が決まったら、まず生活のリズムを整えることが大切です。お母さんの勤務開始時間から逆算し、登園時間を見据えて身支度を整える練習をしましょう。ポイントは、前日に準備を完了しておき、朝はバッグを持って出るだけの状態にしておくこと。また、小さいお子さまなら、便や尿が急に出ることもよくあるので、おむつを近くに準備しておくと、あわてなくて済みます。

 

編集部 子どもと離れる不安を軽くする方法はありますか。

 

山中 母子ともに始まる新たな暮らしに、不安を感じるのは当然のことです。特に、お子さまが新たな環境に馴染めるかが、一番の心配事でしょう。お子さまが保育園を安心な場所と感じられるように、おうちの方は、朝、なるべく優しい表情で送り出してほしいですね。保育士もおだやかな顔で迎えるので、お子さまの心が安定しやすいと思います。また、お子さまについて気になることがあれば、遠慮せずに保育士に伝えてください。保育士はプロとして、一人ひとりのお子さまに愛情を注ぎ、そのお子さまに適した保育を提供します。ご家庭と保育園が、連携して一緒にお子さまの育ちを見守っているという実感や信頼は、日中、お子さまと離れている保護者の方にとって、何よりも大切だと考えています。

 

自分から行きたくなる
魅力あふれる保育園

 

編集部 園の特徴を教えてください。

 

山中 子ども一人ひとりを大切にし、子どもが自分から行きたいと思える保育園でありたいと考えています。それはたとえば朝、子どもが笑顔で保育士の腕に飛び込んできたり、保護者の方が「ここに入園させてよかった」と思えたりするような園ということです。加えて、子どもをしっかりサポートできるように、多くの保育士を配置し、看護師が常駐していることも特徴です。

編集部 取り組みを教えてください。

 

山中 外部講師を招いた活動として、運動遊びや硬筆、英語遊びの時間を取り入れています。特に運動遊びは、園児たちの大のお気に入り。走ったり、跳んだり、ボール遊びをしたりしながら、体を上手に動かすコツを身に付けています。ルールやマナーを守ることも大切にしており、運動会では組体操やリレーにも挑戦。ひとりではなく、みんなで頑張ったことへの達成感で、園児たちの顔が輝くんですよ。
 また、子育て支援センターも併設しています。毎週木曜日の午前中は園庭開放をしています。地域の子どもたちと園児がともに遊ぶなかで、「〇歳頃には、あんなことができるようになるんだなぁ」など、地域の保護者の方々が、今後の育児に見通しをもつ機会にもなっているようです。

 

 

ドンブラっこ2018年冬号 より転載

 

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