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Special Interview 大橋 ありさ さん

9月にオープンしたばかりの親子パン教室「Peek a boo! 倉敷教室」。1歳3カ月の長男・凜久(りく)くんを育てながら、自宅にてパン教室をオープンした大橋ありささんに、オープンにいたった背景や、パン教室への思いをうかがいました。

Profile

大橋 ありさ さん

1988年11月生まれ、愛媛県出身。6年間看護師として勤めたのち、妊娠を機に退職。2018年9月、全国展開中の親子パン教室「Peek a boo!」において、岡山初上陸となる倉敷教室を自宅にてオープン

 

 

生きがいをもって輝く姿を 子どもにも見せたい。

妊娠を機に退職するまでは、看護師として働いていました。やりがいのある仕事でしたが、両方の実家が遠いなか、 子どもを育てながら、夜勤のある仕事を続けるのは難しいと考え退職。出産後は、家で子どもとふたりの時間を楽しんでいました。でも、育児に慣れてくると、だんだん社会から切り離されていると感じるように。それまで過ごしていた、忙しいながらも充実した日々とのギャップが大き過ぎたのかもしれません。このまま子育てだけに没頭していたら、子どもが巣立ったあと、生きがいを見失うのではないか…。母親や妻としてではなく、個人として生きがいや、やりがいをもつために、仕事を始めたい。次第にそう考えるようになりました。子育てを理由に何かをあきらめるのではなく、子育て中だからこそ、目標に向かって挑戦する姿を子どもに見せたかったのです。問題は、何を始めるか。私にとって最も大切なのは子どもなので、子どもと離れずに家でできること。そしてどうせなら、自分が好きなこと、楽しめることを仕事にしたいと考えました。

 

 

子どもが寝ている間に 養成講座を受講。

独身時代、私はパン教室に通っていました。そのときは趣味程度でしたが、「好きなこと」を考えたときに浮かんだのがパン作り。それも、作るだけではなく、人にあげて喜んでもらうのが好きだったことを思い出したのです。パン作りを通して、人に喜んでもらいたい。そんな思いが強くなり、自宅でパン教室を開くことを考えるようになりました。

 

パン作りを習っていたとはいえ、専門知識があるわけではなく、また、経営についても何も知らないので、ネットでの情報収集からスタート。そこで、フランチャイズ教室を募集していた親子パン教室「Peek a boo!」を見つけたのです。 まずは、「子どもを幸せにできるパン作り」という考え方に強く共感。加えて、オープン前の養成講座を本部教室まで出向かず自宅で受講できたり、パン作り以外に経営面や集客面でのノウハウを伝授してもらえたりと、私が求めていたことが詰まっていました。応募を決めるまでに、長くはかかりませんでしたね。夫からの反対はまったくなくて、「無理せずに、今の生活がより楽しくなるようにしたらいいよ」と言ってもらえたのも、心強く感じました。

 

オープン前の養成講座は6カ月間受講。子どもが生後半年で始めたので、時間の確保が大変でした。子どもが起きている間は、子どもにしっかり向き合うと決めていたので、課題のパン作りに取り組むのは早朝。夜泣きがあったものの、明け方にはぐっすり眠ってくれたので、朝5時から作っていました。子どもが起きてしまったときには、おんぶしながら作業ということもありましたね。

 

 

子育て真っ最中の 今だからできること。

「こんなに小さい子がいて、よく始めようと思いましたね、大変でしょう?」と、よく言われます。でも、今だから良かった面もあると思うのです。自宅に来た知らない人たちと、私が楽しくコミュニケーションをとっている姿を子どもに見せること で、「人ってこわくないんだな」と感じてほしい。また、お母さんに連れられて来た子どもたちとのふれ合いは、よい刺激になるでしょう。

 

もちろん、思うようにならないこともあります。「仕事だからきちんと取り組みたい」と思うのに、子どもが泣いたりぐずったり。おんぶしても機嫌が直らないときなど、「どうしよう」と焦ってしまいますね。仕事に集中したいからと、子どもが二の次になるのは、私にとっては本末転倒なので。だからこそ、休日など「今日は集中してレッスン準備をしたい」というときに協力してくれる夫には、とても感謝しています。代わりに、夫の趣味であるバスケットボールの時間確保には、私もしっかり協力していますよ(笑)。

 

 

 

パン作りを通して 家族みんなを笑顔にしたい。

お母さんといっしょに教室に来てくれたお子さまには、興味があるようなら、パン作りに積極的に参加してもらっています。大切にしたいのは、できばえよりも「自分でやった」という達成感。パン作りの時間が楽しいものになるように、教室ではネガティブな言葉は使わないようにしています。

 

私の母は、お菓子作りがとても上手です。子どものころは、手作りのお菓子をバザーに出品したり、部活に差し入れてくれたり。そんな母がとても自慢だったことをよく覚えています。パンやお菓子を作るのって、やはり特別感がありますよね。子どものころに、お母さんと一緒にパンを作ったこと。上手にできるとほめてくれたこと。お母さんが作ったパンを人にあげると「わぁ~、すごい!」と喜ばれ、誇らしかったこと。そんな思い出の数々が、きっと親子の絆を深めてくれると思っています。パン作りを通して、家族の笑顔が増える。そんなお手伝いをこれからもしていきたいですね。そして私自身、いつか子どもと一緒にパン作りをするのを楽しみにしています。

 

 

 

子連れで行けるパン教室で、0歳から小学生までのお子さまがいっしょに参加できます。お子さまがぐずったら、おんぶしながらコネコネ…なんてことも可能。ママひとりや妊婦さんの参加もOKです。「Peek a boo!」には、カエルパン、うさぎパン、ハリネズミパンなど、オリジナルパンがいっぱい。大人も子どもも「わ〜!」と驚くパンができちゃいますよ。

 

親子パン教室

「PeeK a boo!」倉敷教室

お問い合せ先:090-2786-5747

 

詳しくはブログ【岡山・倉敷 親子パン教室「Peek a boo!」】ご確認ください。

 

・「絵本の中のパン作り」と「家族で食べるパン作り」の2コースがあります。

・気軽に参加できる単発レッスンです。(コース受講ではありません)

・女性+お子さま限定なので、授乳時にも安心です。

 

 

 

ドンブラっこ 2018年秋号(vol.11)より転載

 

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