すくすくと育つ子どもの健康は何かと気になるもの。ここでは、今の季節に気になる病気や症状について、歯科の先生が詳しくアドバイスをしてくれます! しっかりチェックして子育てに役立ててくださいね♪
きれいな歯並びや噛み合わせで、笑顔を増やそう!
子どもの口の中で虫歯とともに注意して頂きたいのは、噛み合わせのズレや癖です。仕上げ磨きの時に歯が左右対称に噛み合っているか、ズレていないかを観察してみてください。指しゃぶりや爪咬み、舌を出す癖は強さや頻度にもよりますが、歯の位置不正や顎の成長に影響を与えることがあります。また、習慣的なうつぶせ寝や同じ方向を向いた寝姿も顎の骨の成長に影響を与えてしまいます。子どもの癖や寝姿をよく観察することも大事です。
矯正のタイミングは症状によってそれぞれです。受け口や顎の横ずれなど、早期からの治療が望ましい場合もありますので、気になる場合は歯科医師に相談してください。きれいな歯並びは自然と笑顔も増え、気持ちも明るくなりますよ。
中塚 雅行先生
DATA
矯正歯科専門医院 みやび矯正歯科医院
倉敷市中畝9丁目5-13
TEL.086-486-1182
[診]10:00~12:00、14:30~18:30
(受付9:30~19:00)
[休]木・日曜、祝日
[P]6台
ドンブラっこ 2016年夏号(vol.2)より転載
春は進級・入園などで新しい生活が始まる節目の季節。子どもの健やかな成長を、心から実感するときですね。そこで今回は、歯科の先生から、今の季節に注意したい症状や予防のポイントについて、アドバイスをいただきました。パパもママも、しっかりチェックしてくださいね!!
子どもの虫歯予防の第一歩は、家族のお口の健康管理から。
口の中の細菌(虫歯菌)は感染します。例えば食事の際に箸やスプーンなどを介して、両親はもちろん、同居の祖父母など、家族から感染するケースが見られます。ですから、子どもの虫歯予防には家族全員の「口の健康管理」が重要となります。まずは、一番身近な存在であるパパとママがしっかりと歯の健康を保ち、虫歯の原因を作らないことが大切です。
そして、甘いものを控えたり、食後の歯磨きなど、虫歯予防のポイントはいくつかありますが、まずは、親が手本を示し、家族ぐるみで取り組みたいものです。
また、フッ素やキシリトールなどを含んだ歯磨き粉を使うのも虫歯予防には有効です。キシリトールは虫歯菌の増殖を抑え、口中を虫歯になりにくい状態に保ってくれます。
ところで「矯正」のメリットのひとつにも虫歯予防が挙げられます。歯並びの乱れが汚れの原因となるためで、生涯に渡って健康な口内環境を継続する意味でも有効です。
春は新しい生活習慣を身に付けるにはピッタリの時期ですから、歯の健康もしっかりと考えたいですね。
近藤 修六先生
こんどうしゅうろく/1950年倉敷市生まれ。新潟大学歯学部卒業後、同大学第1補綴学教室入局。1979年に郷里倉敷市笹沖にて歯科医院を開業し、現在に至る。
最新の設備とともに、バリアフリーを完備した患者に優しい治療室
DATA
医療法人 六峯会 近藤歯科医院
倉敷市新田2780-1
TEL.086-422-7133
[診]9:00~12:30、14:00~18:00
[休]木曜午後、日曜・祝日
[P]10台
ドンブラっこ 2016年春号(vol.1)より転載
春は進級・入園などで新しい生活が始まる節目の季節。子どもの健やかな成長を、心から実感するときですね。そこで今回は、小児科の先生から、今の季節に注意したい症状や予防のポイントについて、アドバイスをいただきました。パパもママも、しっかりチェックしてくださいね!!
春は子どもの病気が多い季節。手洗い・うがいでしっかり予防を!
気温が低く乾燥している時期は、インフルエンザや感染性胃腸炎が流行します。手洗いやうがいで予防しましょう。また、喉の痛みや、発熱、発疹を主症状とする溶連菌感染症も流行中です。細菌性の病気で抗生物質が効くので長引くことはありませんが、急性腎炎の原因になることがあるので要注意。
また、気温が高くなるとアレルギー性の喘息や花粉症といった疾患が増えてきます。花粉症も低年齢化し、3才頃よりみられます。
春から夏にかけては、おたふく風邪が流行するという警報が出ています。予防接種(2回)で防げますので、未接種の方は早めに受けることをお勧めします。合併症として脊髄にウイルスが入り髄膜炎になって入院したり、
難聴になることもありますので、早め早めの受診が大切です。
当院は子どもが病気になった時、仕事で看病できない親に代わり子どもを看る「病児保育室」を併設しています。看護師・保育士がいるので、子どもの病状が変化した時にもすぐ対応できるのが利点です。子どもの病気予防はもちろん、罹ってしまった時にどうするかの対処も大切です。
浅木 秀樹先生
あさき ひでき/1977年、川崎医科大学卒業。同病院小児科講師、井原市民病院小児科医長を経て、1986年にあさき小児科院長となり現在に至る。専門は小児科(学会認定小児科専門医)。
病児保育室。看護師&保育士がいるので安心して預けられる。
DATA
医療法人 あさき小児科
倉敷市水島南幸町1-9
TEL.086-446-1110
[診]8:00~12:00、16:00~18:30
※土曜8:00~12:00
[休]土曜午後、日曜・祝日
[P]あり
ドンブラっこ 2016年春号(vol.1)より転載
「子どもが熱を出した! でも仕事があって休めない……」「親友の結婚式なのに子どもが病気に!」。そんなママの“困った”に緊急で対応してくれるサービスが「病児保育」です。ここではその解説と具体的な施設の紹介をします。
働くママの強い味方! 「病児保育」とは?
「病児保育」とは、風邪や伝染病、慢性疾患、骨折、火傷などの病気やケガのために、通園または通学できない子どもを一時的に預かり保育することを言います。そのような対応が可能な病児保育所には、いくつかのタイプがあります。
一つ目は病院や医療法人などが運営する「医療施設併設型」。
二つ目は保育園が運営している「保育所併設型」、
三つ目はNPO法人や企業などが単独で運営する「単独型」、
そして四つ目は看護師が家庭に訪問し保育をする「訪問型」です。
それぞれ保育に慣れた看護師、または病児に慣れた保育士が病児専門として対応しています。
早速「病児保育」を活用したい でも気になる利用条件は?
倉敷市の場合、乳幼児及び小学校低学年児までの子どもが対象(※)で、利用するには事前登録書及び利用申込書が必要になります。また、定員を超える場合や、症状が重い場合は利用できないこともあるため、当日までに実施施設へ予約をしなければなりません。
1回の利用料金は2,500円で、子どもを預ける際には保険証と印鑑、着替えやおしぼりタオル、薬、乳幼児であれば哺乳瓶やミルクなどが必要になります。施設によっては、これら以外にも必要なものがあるので、利用したいと考える施設にあらかじめ確認しておくことをおすすめします。利用期間は、概ね月曜から土曜までで、8時半から17時半までです。
(※)平成29年4月より~小学校6年生まで
回復したけど元気がない… そんな時は「病後児保育」も!
病気中の子どもを預かる「病児保育」とは別に、病気から回復期にある子どもを預かる「病後児保育」もあります。熱は下がったが子どもに元気がないなど、まだ体調が万全ではない時、「病児保育」と同様に看護師や保育士などが対応に当たります。
利用料、対象児童は「病児保育」と同じです。倉敷市には「病児保育所はしま」「あさき病児保育室」「ももっ子病児保育ルーム」「玉島病院病児保育室」などの「医療施設併設型」病児保育所があり、病児保育、病後児保育を行っています。
倉敷で病児保育を実施している施設
あさき病児保育室(医療法人あさき小児科)
病院に「病児保育室」が併設され、「仕事があるので子どもの看病ができない」という親に代わって子どもを看てくれます。子どもの病気予防はもちろん、罹ってしまった時にどうするのかという対処も大切です。その点、「病児保育室」には看護師と保育士がいるので、子どもの病状が変化した時にもすぐに対応が可能。安心して子どもを預けることができます。
〈DATA〉倉敷市水島南幸町1-9 TEL.086-446-1110
[利用日時]月~土曜 8:00~17:30
【定員8名】
ももっ子病児保育ルーム(医療法人恵和会 田嶋内科)
地元密着型の医療機関を目指し、働くパパ・ママを応援する「病児保育」に積極的に取り組んでいます。家の急用や冠婚葬祭でも子どもを預けることができ、年間約1,600名に利用されています(2015年実績)。子どもの病気の変化に気づけるように、施設内には保育士や看護師が常駐。「子育てに不安があるけど誰も頼れない!」という場合の強い味方です。
〈DATA〉倉敷市柳田町862 TEL.086-474-3310
[利用日時]月~土曜 8:30~17:30
【定員8名】
病児保育所はしま(羽島こども診療所)
2000年から「病児保育所」を併設し、働くママたちのサポートを行っています。施設内に定点カメラを設置して異変がないかどうかを定期的に確認したり、名前を間違わないように子どもの体に名札を付けて薬の飲み間違いを防止したりと、安全管理が徹底されています。「子どもが病気になっても仕事を休めない」という時は、電話で相談してみましょう。
〈DATA〉倉敷市羽島199-1 TEL.086-426-5037
[利用日時]月~金曜 8:30~17:30(土曜は~12:30)
【定員6名】
玉島病院病児保育室(公益財団法人弘仁会 玉島病院)
玉島地域で初めて設けられた「病児保育室」があり、年間約600人の子どもに利用されています。利用前には必ず診察が行われ、症状を見極めた上で受け入れが実施されます。施設には保育士2人が常駐しているため、子どもの病状が急変した時にも素早い連携が可能です。
病児保育に不安や心配があれば、まずはお試しとして半日利用してみてはいかがでしょうか。
〈DATA〉倉敷市玉島乙島4030 TEL.086-522-4141
[利用日時]月~土曜 8:30~17:30
【定員4名】
■監修:倉敷市保育・幼稚園課
ドンブラっこ 2017年春号(vol.5)より転載
お子さまが健康にすくすく育ってくれますようにと願うのは、どのママやパパも同じ気持ちですよね。 そこで、その季節に気をつけたい病気や症状について、小児科や歯科の先生からアドバイスをいただきました! しっかりチェックして、毎日の子育てライフに活用してくださいね!
<子どもの健康相談室 ~ アドバイス一覧>
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