インフルエンザや感染症の胃腸炎などの病気が蔓延しがちなこの季節。子どもの免疫力が弱いと病気にかかりやすくなるので大変です。そこで注目したいのが予防接種ですが、効果が期待できる分、不安もあるでしょう。ここでは、そんな予防接種に関する不安を解決します!
※ドンブラっこ2016年冬号(12月発行)で取材・紹介した記事です
予防接種にはどんな種類があるの?
予防接種には定期予防接種と任意予防接種があります。定期予防接種は、予防接種法に基づく予防接種で、BCG・麻しん(はしか)風しん混合・小児用肺炎球菌・四種混合・水ぼうそうなどの10種類です。定められた対象年齢、期間で受けると無料で接種できます。任意予防接種は、ロタウイルス・インフルエンザなどがあります。任意予防接種は予防接種法に位置づけられていないため、実費負担になります。
予防接種を受ける際は、おやこ健康手帳、予防接種シールを医療機関へ持参してください。医療機関によっては、病気の診療時間とは別に予防接種の時間を設けているので、事前に連絡をしてから受診しましょう。
予防接種って本当に打つ必要があるの? 副作用は?
法律で定められている予防接種は副作用がほとんどないと言われています。実際に病気にかかって重症化するリスクを考えると、予防接種で病気を防ぐことが大切です。
例えば、はしかや風しんはワクチンの2回接種が普及し、ほとんど発生がなくなっている病気です。そのため、幼少期に自然に感染することが減り、予防接種を受けていない人は免疫を持たないまま大人になります。
はしかについては、今年、国内での感染者が多数報告されており、風しんについても、平成25年頃に接種率の低い世代の間で大流行しています。予防接種で防げる病気は予防しましょう。もし、予防接種で重大な副作用があった場合には、医療費や医療手当などが補償される制度もあります。
予防接種は種類や回数が多く、決められた期間内に接種をするのは大変だと思います。接種当日に子どもの体調が悪くなって接種できないこともあるかと思います。
かかりつけ医に相談するなどして、しっかりとスケジュール管理を行いましょう。
定期予防接種のワクチンには、種類ごとにそれぞれ接種に適した時期が決められています。ここでは、その一例をご紹介します。予防接種のスケジュールは子どもの体調などをみて、かかりつけ医と相談して決めましょう。
予防接種を受ける前に次の4項目を確認しておきましょう。
1. 子どもの体調が良い
2. 予防接種の必要性、効果、副作用について理解した
3. おやこ健康手帳、予防接種シールを用意している
4. 予診票は記入済み
今年は特におたふく風邪が流行っているので要注意。おたふく風邪のワクチンは任意予防接種ですが、かかると合併症が多く、重症化によって難聴になるケースもあるので接種しておくことをオススメします。
■お問い合せ■
倉敷市保健所
倉敷市笹沖170
☎086-434-9810
「子育てするなら倉敷でといわれるまち」を目指して!