子どもにとっては待ち遠しい夏休みでも、ママは大変! 不規則な生活リズムや食生活で健康面も心配だし、お菓子ばかり食べそうで虫歯も増えたらどうしよう、と頭を抱えるママも少なくはないハズ。そこで、気になる子どもの歯の健康について、聞いてきました!
子どもの虫歯が心配。虫歯予防には何をすべき?
3~4歳の子どもに一番効果的な予防法は、食生活、特におやつの見直しです。ジュースも含めて1日2回以下、1回につき20分以内に食べきれる量に抑えましょう。ここで重視すべきは、その頻度。飴を長時間舐めるなど、少量をずっと食べている子ども程、虫歯になりやすくなります。また、おやつと言えば甘いものを想像しがちですが、子どものおやつは三度の食事で摂れなかった栄養の補食です。チーズやおにぎりでも良いので、なるべく無加糖のものを選びましょう。
また、虫歯菌は食べものの糖分を利用し、歯を溶かす原因の酸を出すので、虫歯菌が利用する飲食物を口の中にずっと入れておかないようにしましょう。この2つを守るだけでも虫歯になる確率は随分と違います。
幼い子どもへの歯磨きは、あまり予防にはならないの?
2歳までは上の前歯が虫歯になりやすいので注意が必要です。子どもが嫌がり、全ての歯を磨くのが難しい場合は、虫歯になりやすい部分だけでも良いので、歯磨きの練習をしましょう。まずは、口に歯ブラシが入ることに慣れさせることが重要です。歯磨きは、歯と歯ぐきの境目に歯ブラシを少し斜めに当て、小刻みに動かしましょう。
あまり大きく動かすと歯ぐきを擦ったり、縦磨きでは歯と歯ぐきとの境目の汚れが落ちにくいので、できるだけ細かく動かしましょう。
他、+αの予防法として、フッ素の活用があります。フッ素は歯の表面のエナメル質に作用して、虫歯になりやすい、生えたての柔らかい歯の質を強めてくれます。フッ素配合の歯磨き粉などが市販されているので、自宅でのケアも簡単です。倉敷市では、2歳児歯科健診で希望者に無料でフッ素塗布を行っています。
子どもの虫歯予防として歯みがきは大切。
でも、ちゃんと〝子どもに合った歯ブラシ″を使っていますか?
子どもの歯や歯ぐきを傷付けないためにも、正しい歯ブラシを選びましょう。
【正しい歯ブラシの条件】
●ブラシの幅が子どもの上の歯2本分、または指2本分の大きさ
●ブラシの毛はナイロン性
●ママが持ちやすいように柄が長いもの
●堅さは“普通”または“やわらかい”もの
●口の中で動かしやすいようにヘッドが小さいもの
下記の表は、幼児期に虫歯にかかった割合を表しています。
平成16年と比べ、平成25年には全ての年代で虫歯の子どもが減っています。
倉敷市では、昭和62年から2歳児歯科健診を設けています。
定期的に歯の状態を確認することで、虫歯のないキレイな歯を保っています。
■お問い合せ■
倉敷市保健所
倉敷市笹沖170
☎086-434-9820
「子育てするなら倉敷でといわれるまち」を目指して!