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子どもとスキンシップを図りましょう 〜遍照保育園・倉敷市の私立保育園

 

 

子育て時についうっかりしてしまうことや、やっておけば良かった、と後悔してしまうこともあると思います。そうならないためにも、子どもをよく見ている先生にお話を聞きました。

 

しておきたいこと

1日1回でも良いので、子どもとスキンシップを図りましょう。

 働いているお母さんに言えることですが、子どもが起きている時に一緒に過ごせる時間というのは実は短いんですね。絵本を読んであげる時間はなかなか取れなくても、抱きしめることはすぐできます。10秒でも抱きしめてあげると、イライラしていた子どもは落ち着き、満たされるんです。お母さんにとっても、子どもとコミュニケーションを取れる時間となるので良いと思いますよ。1日の中で少しでもスキンシップを図る時間を見つけて実践してみてください。

 

してはいけないこと

「ダメ」「早くして」などの言葉はなるべく使わないように!

 ついつい言ってしまいがちですが、回数が増えてくると子ども自身が「自分はダメなんだ」と思うようになってしまいます。叱られて泣くと、叱った側もイライラして余計声が大きくなり、悪循環になってしまう。でも、どちらの言葉も結局は親の都合で出る言葉。心に余裕があれば、叱る言葉も減ります。また、叱る時は「こうされると悲しい」「こうした方が格好良いよ」と言い換える方が効果的です。すぐにではないですが、徐々に改善されてくると思いますよ。

 

保育園での取り組み

 遍照保育園では、2015年10月から、保育士の育児担当制を取り入れた0~2歳までの小規模保育園をスタートしました。こちらでは、子ども一人ひとりの成長に合わせた教育を心がけています。例えば、同じ1歳児でも早く生まれた子と遅く生まれた子では成長の発達がかなり異なりますので、その子その子に合わせた遊びや食事、排泄を乳児の時から大事にし、自立を促しています。もちろん、時には失敗もありますが、食事や排泄などが自分でできるようになります。そのため、3歳や4歳では、他の教育部分を中心にしっかり指導できるのが特徴です。

 私たち保育園はあくまでもサポート側です。ご家庭で育てられた子どもは成長の伸びや愛着関係、情緒の安定が全く違うんです。子育ての中心はお家で、両親が育てるのがベストです。保育園に預けて終わりではなく、子どもへのフォローも忘れないように心がけてください。

 

 

 

ドンブラっこ2016年春号 より転載

 

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