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規則正しい生活と実体験〜vol.1-2(倉敷保健推進室)

竹中幼稚園で幼児教育の「今」を取材した後は、倉敷市保健所へ。 地域の健康づくりの推進役・保健師さんを訪ねました。

早寝早起き朝ごはん

入園・新学期は子どもも疲れます。園で頑張るお子さんを、家ではゆっくり休ませてあげましょう。人は、寝ている間に夢を見て昼間の記憶を整理し、脳の疲れを取るので、睡眠時間が短い子どもは、落ち着きがなくイライラしやすいとの調査結果も出ています。幼児に必要な睡眠時間は10~12時間。朝は7時までに起床し、朝食を食べて脳を目覚めさせる。夕食は19時頃に摂り、入浴後はゆっくり過ごして夜21時には就寝、が理想の生活リズムです。

 成長ホルモンは、早い時刻に寝る方が、より分泌が多いといわれます。早寝早起きの習慣付けには、朝は、カーテンを開け光で目覚めさせる。夜は、眠気を誘うホルモンを出すために、テレビは早めに切り上げ、部屋を暗くして寝かしつけると効果的です。

       

 

メディアとの付き合い方

での遊びはゲームというお子さんもいますが、メディアと長時間接すると生活リズムにも影響します。市の3歳児健診でも3時間以上テレビを見る子は遅寝の傾向があります。中学生のスマホとの付き合い方が問題になっていますが、今の幼児は低年齢からメディアに接するので、家庭で使い方を考える必要があります。スマホやテレビ(DVD)を見せる時は、1回30分まで等時間を決めて、一日トータルで最長でも2時間迄に。子どもに与えたままにせず、パパもママも一緒に楽しむようにしましょう。

 

 

実体験が子どもを育てる

近保育園・幼稚園で気になると言われるのは、子どもの実体験不足です。家で過ごす時間が増えて外遊びが減ったため、工夫して遊ぶ事ができなかったり、運動能力や体力が育たず、片足立ちや長時間歩けない子がいます。また、身の回りのことを親がしてしまい、靴が履けない、お箸が使えない子もいるそうです。子どもの成長のためには、家庭でもいろんな体験をさせてあげることが大切です。

 

親子のふれあいは子どもの心の支え

しいママも増え、子どもとの遊び方がわからないという声も聞きますが、乳幼児期の親子の信頼関係は、子どもの成長の土台となります。親が子どもに関心を示し、しっかり応えてあげ、親子のふれあい遊びを十分にしていると、子どもの協調性も高まり、子ども同士で遊ぶ次の段階に進めます。地域の子どもが減り、子ども同士で遊ぶ機会も減っている今は、入園前に子ども同士の触れ合いの場を持ち、人との関わりに慣らしてあげることも大切です。

 

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人は人と関わり生きていきます。そのスタートがママやパパであり、第2ステップが園のお友達や先生です。年齢に応じた社会性が育てば、園生活はよりスムーズなものになるでしょう。そのためにも、幼い頃から親子でしっかり遊び、子ども同士や、動・植物など、より多くの自然とも触れ合う機会を大切にしてあげましょう。


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