どんな親も、我が子が集団生活を送りやすい幼稚園に入園させてあげたい気持ちは一緒。
ここでは、子どもを育むためにより特化した取り組みを持つ園をご紹介します。
日常生活に音楽を取り入れ、
自分の感情をコントロールする力を育む。
パパ・ママの不安を取り除き、
子どもの気持ちを尊重した教育方針。
最近、保護者から「入園前なのにおむつが取れていなくても大丈夫ですか?」などの不安の声をいただくことがあります。3歳といえば以前はある程度自立できていましたね。ただ、最近は「ゆっくり育児をしよう」という方針が世の中にあります。“絶対におむつが取れていなければならない”ということはありませんので安心してください。朝の登園でも、お子さんを心配する声が聞かれます。親と離れたくなくて泣く子どもに対して後ろ髪を引かれるんですね。でも、親の姿が見えなくなったら、子どもは遊びの方に行っちゃう。お友だちも先生も居ますし、いつまでも泣いて悲しがっていることはないのです。
当園では、年長さんと年少さんのペアを作り、一緒に遊ぶなどの交流を図っています。年長組の子は、自分たちも同じようにお世話してもらった経験から、率先して下の子たちにやってあげています。誰かのために動くという経験は将来、社会生活を送る上で役に立つでしょう。年少組は2つのクラスに分けて少人数教育に。というのも、3歳は成長段階において自分のことが精一杯な状態だからです。まずは先生と関わり色々なことを経験し、安心して過ごすことから始めます。
誕生会では、演奏をしたり、親に感謝の気持ちを伝えたりする
より豊かな人間形成のために、
リトミック教育を実践。
他にも、リトミックを日常保育に取り入れています。リトミックというのは音楽に合わせて体を使い、表現をすること。幼児教育においては人間形成の手助けになります。“感じる力”“聴く力”を育てて、集中力を身に付ける。自分の体や心をコントロールできるようになると、善悪や人の気持ちが分かるようになります。相手を思いやる気持ち・感謝の心を育て、友だち作りや遊びの広がりへと繋げて欲しいと願っています。
集中して人の話を聞けるようになる
ドンブラっこ2016年春号 より転載