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ご存知ですか?お線香のあげ方を

 天台宗・真言宗はお線香を3本(身・口・意、または仏・法・僧に)、禅宗(曹洞宗・臨済宗など)はお線香を1本または2本(戒律・禅定を誓って)、浄土真宗(大谷派・西本願寺派)はお線香1本を、それぞれ折って横にします。ただし、決まりのない宗派もあります。もし「正しいやり方で」という人は、菩提寺のお坊さんに尋ねるとよいでしょう。お墓参りでは普通、一束のままか半分に分けていますが、それで構いません。供養する心が大切なのですから、あまり形式にこだわる必要はありません。なお、お線香は完全に燃やしておくのがマナーです。

 ちなみにお線香には、「異臭を消して空気を清浄にし」「眠気を覚まし(座禅のときなど)」「時間を計る(座禅のときなど)」の効用があります。インドでは「死後は香を食べる」と信じられていました。線香や抹香は、水とともに亡き人への食べ物として大切な供物なのです。