前前前回の「お墓」って・・・の続きです。
ネアンデルタール人がいた時代の頃から、
死者を想い埋葬しているという話でした。
その後の話です。
・お墓という概念はあったが、村の一角に成人と子供と分けて埋葬していた。
*古墳時代以降は、お墓は権力者だけのものになってしまい、
庶民のお墓は見られなくなった。
・お墓という概念は無くなり、死者の遺骸は一定の場所に集められ
野ざらしにされていた。
・現代の仏教とつながる頃。
・「墓地」が出現。石塔を用いたお墓が作れるようになった。
・現代の墓地でも使われる「五輪塔」が登場。
・権力者はお墓を作れるようになった。
天保時代に入るとある程度の制約はあるが庶民でもお墓を建てていいように。
*この時代に世の中が安泰になり、庶民全体の経済力が上がる。
→石材の流通力や加工技術が向上
→イエ制度の確立
・現在のように誰でも気兼ねなくお墓が建てられる時代に。
・国が豊かになり、先祖を思いやる精神的なゆとりが生まれ、
建墓が促進され「お墓」が一般化。
「お墓」も時代によっては存在がなくなったり、
庶民は作れなかったり、と変化のあるモノだったんですね。
現代も、「お墓」は変化しています。
私達の環境・意識・家族形態…等変化の理由は様々です。
お墓は無くてもいいかもしれません。
お墓は安くないかもしれません。
でも、大好きだった方・大切だった方と
心を通わすことができる場所だと思います。
今回、お話を聞いて「お墓」の歴史も知れました。
そして、「お墓」には「人の想いがある」という事も改めて感じました。
「お墓作り」はその方の「想い作り」です。
「想い作り」のお手伝いができることに感謝です。