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まずは共感してあげましょう 〜みちる保育園・倉敷市の私立保育園

日々の生活の中で、子どもの心は常に成長を続けています。

豊かな心を育むために親ができることは何か。子どもをよく見ている保育園の先生にお話をお聞きしました。


思いやりのある子どもに育てるにはどうしたらよいですか?

叱る時は感情的に怒るのではなくまずは共感してあげましょう

 もともと子どもとは、自己中心的なものです。人のために尽くすことを清々しく感じられるようになるのは、他者から無償の愛を注がれるからなのです。

 叱る時は感情的に怒るのではなく、まずは共感してあげましょう。「このおもちゃが欲しかったんだね。でも私の大好きなあなたがお友達からモノを無理矢理奪ってしまうのは悲しいよ」というふうにです。子どもは「認められた」と感じて、初めて人の気持ちを考える余裕ができるのです。さらに子どもの良いところを見つけて褒めてあげれば、お友達のことも認められるようになり、思いやりのある子どもに育っていくでしょう。

 しかし中には、「人は自分と違う感じ方をするのだ」ということを理解しにくい子どももいます。なるべく叱る機会を減らす方法として、子どもと前もって約束をすることが有効です。こんな時はどうすればいい?と一緒に考え、その約束を絵や標語にして、欲しい時は「貸して」だよ、と教えます。そして、約束を守れている時には「貸してと言えたね」と言葉で伝えます。

 当園では、「思いやりの心を育てる」という保育目標のもと、保育士が思いやりのある関わりを心掛けているのはもちろん、〝お手伝い活動〟という時間を設けて大きいクラスの子どもが小さいクラスの子どものお世話をする機会を与えています。感謝される喜びを味わった子どもたちは、お手伝いが大好きな、人の喜びを自分の喜びとして感じられる子どもに育っていきます。

 

保育園での取り組み

 当園は、田畑や野山の自然が多く残っている地域環境にあり、人との関わりあいの中で、子どもたちの楽しい思いを学びにつなげ、生きる力を身につけさせてあげたいと考えています。そのため、特定の分野に力を入れることはせず、様々なことをバランスよく経験させてあげられるように工夫しています。

 お散歩は、地域の方々とあいさつを交わしたり、道路の渡り方やマナーなど、公共の場でのルールを知るきっかけとして行なっています。また、食育の一環として田んぼや園内菜園の農業体験を実施し、食べ物が、どのような過程を経て、どれだけの手間暇をかけて作られているかを知り、生きる力を育んでいます。

 少子化に伴い、兄弟がいない家庭があることも考慮し、小学校や中学校も参加する夏祭りや文化祭などの地域の行事にも積極的に参加して、世代間の交流を大事にしています。想像力や表現力などの感性が育まれる音楽活動では、歌や楽器などに触れ、みんなで一緒に歌うことや合奏することを楽しみながら取り組んでいます。授業参観の時には、日頃の様子を見に来てもらうだけでなく、親も参加して一緒にわらべ歌遊びをするなど、親子の絆を深めるような時間も設けています。

 

 

 

ドンブラっこ2017年春号 より転載

 

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