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子どもの話に耳を傾けてあげましょう 〜めばえ保育園・倉敷市の私立保育園

子育て時についうっかりしてしまうことや、やっておけば良かった、と後悔してしまうこともあると思います。そうならないためにも、子どもをよく見ている先生にお話を聞きました。

 

しておきたいこと

ほんの少しの時間でも、子どもの話に耳を傾けてあげましょう。

 仕事や家事に追われてついつい子どもの話を聞き流したり、「あとでね」と言ったまま忘れてしまったりすることはありませんか? 子どもたちは、その日一日に起きた〈楽しかったこと〉や〈嫌だったこと〉などを、早くパパやママに伝えたいという思いで家に帰るのです。食事時や入浴時など、ほんの少しの時間でも良いので、毎日しっかり話を聞いてあげましょう。子どもは信頼する親に話を聞いてもらい、自分の思いをきちんと受け止めてもらうことで自己肯定感を養い、強い心を持つ子へと成長するのです。

 

してはいけないこと

親が何にでも手出し口出しをしすぎてはいけません。

 現代において、人から指示を出されないと何も判断できない「主体性のない大人」が増えていると言われています。その原因の一端は、幼少時代に„親が構い過ぎる"ことにあるのではないでしょうか。食事の補助や着替えなど、子どもにすべてを任せていては時間が掛かるからと、大人が手を出すことの方が多いでしょう。しかし、それらすべてに親が関与していては、子どもの創造性や自主性は育ちません。大人の都合を優先せず、子どもが自分でできることは、多少時間が掛かったとしても、できるまでやさしく見守ってあげるべきです。

 

 

保育園での取り組み

 「ケガをしない体づくり」をコンセプトに、週一回、専門コーチによる「運動教室」を導入しています。子どもの年齢や発達状況、季節などを考慮したメニューは„運動"というよりも„遊び"の延長のように園児たちは楽しんでいます。運動が苦手な子でも進んで参加しているようですね。この取り組みの狙いは「基礎体力」や「上手な転び方・体の使い方」を身に付けるフィジカル面やメンタル面での向上でしたが、実際に、それぞれ目を見張る成長がありました。

 また、子どもの成長を第一に考えた保育の一環として、お年寄りとの交流も積極的に実施しています。歌やダンスを披露する子どもたちに、お年寄りが折り紙の折り方を教えてくれました。さまざまな年代の人と触れ合うことで、自然と他者へのいたわりの心や、慈しむやさしさといった感情を養うのです。

当園では、保護者のみなさんには自然体の子どもたちを見て欲しいと考えています。そうした思いもあり、園では参観日を設けておりません。その代わりに月に一度「園開放」を行っており、我が子がどのような日常を過ごしているのかを垣間見ることができます。園児の保護者でなくても参加可能なので、ぜひ一度見学に来てください。

 

 

 

ドンブラっこ2016年冬号 より転載

 

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