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親自身があるべき姿を示しましょう 〜八幡保育園・倉敷市の私立保育園

子育て時についうっかりしてしまうことや、やっておけば良かった、と後悔してしまうこともあると思います。そうならないためにも、子どもをよく見ている先生にお話を聞きました。

 

しておきたいこと

親自身が身を持ってあるべき姿を示しましょう。

 お子さんに毎朝「おはよう」とあいさつされていますか? 親が自らしなければ子どもは積極的にあいさつするようにはなりません。子どもは親の写し鏡と言われるほど、お父さん、お母さんをよく見て行動するので、いつも和らいだ顔と心で周りの人と接していれば、自然と気遣いのできる心の優しい子どもに育ちます。周囲に感謝する気持ちを持つことで、「ありがとう」が溢れる家庭作りを心掛けましょう。子どもにとって親自身が一番の見本であるということを意識することが重要ではないでしょうか。

 

してはいけないこと

子どもは、叱らないようにしましょう!

 子どもは叱らなくても育てることができます。親が余裕を持って子どもを見ること、兄弟や周りの子どもと比較をしないことを心掛けましょう。子どもは日常生活の中で地域とのつながりを持つことで自信を持ったり、自然や生き物とのふれあいの中で学んだりという経験を積むことで優しい心を育んでいきます。優しい心が育つと「がんばれる力」にもつながります。子どもには「がんばれ」ではなく「がんばっているね」と言ってあげましょう。しっかり褒めてあげることで自信の持てる子どもにしてあげることが重要です。

 

保育園での取り組み

 八幡保育園では様々な「学び」を取り入れています。英語では0歳児から外国人の講師に学んでいますが、英語を身に付けることより外国人の方とふれあうことを第一に考えています。この地球には様々な人種、髪の色、目の色、肌の色が違ういろんな人たちがたくさんいるということを知るためです。違いがあることを理解し、その違いを尊重してみんなと仲良くできる子どもを育てています。

 また、当園では外を駆け回って遊ぶ機会の少なくなった子どもの体力向上を目的に体育を取り入れています。園全体で日常的に体育に取り組んでいきその結果、体力テストで子どもたちの体力向上を確認することができました。  音楽ではマーチングなどの演奏を通じ、みんなと協力することや、集中力を養い、地域のイベントにも積極的に参加して地域の方とふれあうことにより、社会性を身に付けます。また、系列法人の老人ホームとの交流を通じて子どもたちが「優しい心」をもってまっすぐに育って欲しいと考えています。

 来年には浅口市に「浅口はちまん認定こども園」も開園する予定です。保育と教育の両立を目指して新たなるスタートを切ろうとしています。

 

 

 ドンブラっこ2016年秋号 より転載

 

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