どんな親も、我が子が集団生活を送りやすい幼稚園に入園させてあげたい気持ちは一緒。
ここでは、子どもを育むためにより特化した取組みを持つ園をご紹介します。
すべてのモノに命がある。
思いやりの心を育むエンジェル活動。
子どもの想像力を活かして
工夫ある声かけを。
野菜が嫌い、片付けができない、早寝早起きが苦手…。子育てに関する悩みは多種多様。特に子どもと一緒に過ごす時間の長い夏休みは、「気が付けば『~しなさい』『なんで~しないの』と叱ってばかり」という声をよく耳にします。そういう時には、″モノの擬人化法〟がおすすめです。幼稚園児くらいの年齢の子は大人が思っている以上に想像力豊かなので、その力を活かして働きかけましょう。例えば、テレビをずっと観ている時は、「テレビくんが『ちょっと疲れた』と言っているよ」。おもちゃを片付けない時は、「自分のおうちに帰りたいって泣いているよ」など。モノを擬人化することでお母さんも自然に声をかけやすくなり、子どものヤル気も変わります。上手にできたらカレンダーにニッコリマークを付けるなど遊び感覚で楽しんでください。
当園では、電気のスイッチや蛇口に天使のシールを貼り、〈すべてのモノに命がある〉〈モノを大切に扱う〉という感謝の心を育む取組みを「エンジェル活動」と呼び、実践しています。
年長の誕生会では感謝の気持ちを込めて手作りした花束ペンダントを贈っている
カトリックの精神で、
感謝する心を育てる。
専任講師による英語、音楽、体操をはじめ、老人ホーム慰問や祭りへの参加など地域交流も盛んに行っています。また、教諭陣が「栄養レンジャー」に扮しての食育、年長の誕生会では子どもたちから親へ感謝の気持ちを伝えるなど、「心の教育」を主軸とした工夫を凝らした教育を実践しています。
登園後、マリア様にあいさつをする園児たち
ドンブラっこ2016年夏号 より転載