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楽しい食育が元気をつくる!〜vol.4-1 慈愛幼稚園・倉敷市の私立幼稚園

秋、1年間で最大のイベントである運動会を経験した子どもたちは心も体も成長し、日常生活の中で様々な生活習慣を身に付けていきます。

今回は子どもにとって望ましい生活習慣の形成や食育への取り組みを推進している慈愛幼稚園に伺い、神原園長と3人の先生方にお話を伺いました。


子どもたちの成長と健康につながる習慣づくりを

 どもたちの健康を整えるためには、正しい生活習慣を続けることが大切です。秋・冬の季節は、手洗い・うがいなど、春から取り組んできた習慣が少しずつ身に付き、食前には自主的に手洗いをする子どもたちの様子も見られるようになりました。園ではほかにも、呼ばれたら「ハイ」と返事をする、脱いだ履き物は揃える、挨拶を心がけることも徹底して、家庭でも早寝・早起きし、朝ご飯をしっかり食べることを入園当初から保護者の方にお願いしております。

食の体験から得る気づき

 食のメリットは、クラスの友達みんなと同じものが食べられる点だと思います。嫌いな野菜があっても友達のまねをして食べてみようとチャレンジし、美味しいと気づく子どもたちも多いです。

 また、食べ物について学べる機会でもあるので、給食時には野菜マグネットを使った遊びで、どんな栄養を持つ食材が使われたのか、ひとつひとつの食材について遊びを通じて考え学ぶ時間を設けています。園児の中には、「家に帰った後もお母さんと一緒に、今日の献立にはどんな食材や栄養が入っているか考えたよ」と話してくれる子もいます。

 ほかにも親子でのクッキング体験では、料理をするだけでなく、食材選びから親子で一緒に体験します。また、園の園芸体験では、育てたトマトやグリーンピースなどを収穫・調理し、子どもたちがみんなで楽しんで食の体験が出来るプログラムを行っています。

 こうした体験は食への関心を持ち、栄養について知るだけでなく、園で掲げている「いかせいのち」という言葉が意味する「自分の体がたくさんの命をいただいて成長していることを知り、ご飯を作ってくれた人へ感謝して、精一杯社会のために生きる」ことへの大切な気づきにもなります。

 

うれしい顔 先生方からのアドバイスexclamation&question

保護者の方から、子どもが野菜が食べられない、食べず嫌いをする、食事に時間がかかるといったご相談を受けることもあります。

 たとえば食事に時間がかかるというご相談に関しても、家庭での習慣( 食事中はテレビを消しているか、その子に対して家族が一緒にご飯を食べているか)であったり、子どもの食べ方(過剰に噛む、咀嚼力が弱い)など様々な理由がある場合があります。

 ですので、子どもたちの園での様子を温かく見守り、理由を見極めて保護者の方へアドバイスをするように心がけております。

       

 

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