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子どもの成長を正しく知る〜vol.1-1 竹中幼稚園・倉敷市の私立幼稚園

 

春から元気に幼稚園や保育園へ通い始めた子どもたち。GWの連休で通園のサイクルを崩してしまい、朝、ママと離れられずに泣き出す子どもが増えます。この時期、多くのママが抱える共通の悩みについて、竹中幼稚園の小山光子園長と寺道知里先生に伺いました。

 "幼稚園 いやいや"  は、  ママの愛で

入園以来、楽しく登園していた園児が、この時期に急に泣き出したり、登園をしぶることがあります。理由は様々ですが、緊張していた心が連休でほっとしたり、疲れが溜まり、自分でコントロールできなくなったりするのかもしれません。いずれにしても、ママの愛情を確認してパワーを補給する時期です。  ママと離れた不安を抱えて園で一生懸命に過ごしたお子さんの姿を想像して下さい。そして「よく頑張った」「今日はいやなのね」と 「今の姿」をしっかり受け止めてあげてほしいと思います。ママの愛を心に蓄えたら、また心は幼稚園に向かうはず。時には勇気を持って休ませてもいいかもしれません。頑張ることも大切ですが、頑張った後は休憩です。


 友達とのトラブルは 世界の広がり

園生活に慣れると友達とのケンカが増えます。とくに3歳児は、先生や友達との関わりの楽しさに目覚める時期です。楽しいけれど、自分の思いが通らない場面に直面し、「ぼく」と「きみ」の思いの違いからケンカが起きます。その場で、先生と一緒にお互いの思いを考えます。「困ったね。どうしたらいい?」…。この繰り返しが大切だと思います。園生活に慣れてくると、一人よりも友達と一緒のほうが楽しいことを、子どもは知ります。「誰かと一緒に遊ぶ」「誰かと一緒に過ごす」ために「我慢すること」「ルールがあること」を遊びを通して学んでいきます。

                           

 年齢に沿った成長を おおらかに見守って

お母さんにも「友達はできた? 先生の話を聞いている?」などの不安が芽生える頃です。私たちには当たり前のことでも、成長過程の子どもは、できなくて当然。周囲の子どもたちと比較するのではなく、年齢や個性に応じた成長を、おおらかに見守りましょう。また、お子さんが園の話をしたときは、一緒に喜んであげて下さい。ママが笑顔で一緒に楽しんでくれることは、子どもにとって一番の力になります。もし、お母さんが不安になった時は、どうぞ、その不安の芽が大きくならないように、園の先生に相談して下さい。すぐに不安は解消されないかもしれませんが、一緒に考えて下さるはずです。


 無理をせず、 子どもの体調に合わせる

気温が上がるこれからは、6月にプール開きなどもあり、本人も気づかないうちに体力が消耗します。帰宅後はゆっくり休息させてあげて下さい。夏風邪などもはやり始める時期ですから、不調に気づいたら早めの受診を。園のお友達と、わが子を感染症から守るポイントです。


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人生のうち、体と心の発達がもっともめざましい幼児期。自分の世界から友達との世界へと、どんどん広がります。そんな子どもの成長を一緒に応援してくれる人は、園の先生方や地域の方など、周りにたくさんいらっしゃいます。みんなで子どもの成長を考え、喜び合いながら過ごしたいですね。



 

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