こどものけんこうそうだんしつ ばい どんぶらっこ

子どもの健康相談室 by ドンブラっこ

  • お知らせ

公益財団法人 弘仁会 玉島病院

すくすくと育つ子どもの健康は何かと気になるもの。ここでは、今の季節に気になる病気や症状について、院長先生が詳しくアドバイスをしてくれます! しっかりチェックして子育てに役立ててくださいね♪



免疫力が低下する冬は、病気に注意!

冬の感染症対策には、十分な睡眠や栄養補給も忘れずに。

冬のシーズンになると1日中寒くなるため、子どもは特に免疫力や体力が低下しやすくなります。そこで注意したいのが、インフルエンザやRSウイルス感染症、嘔吐下痢症といった感染症です。これらに感染すると、高熱や咳、嘔吐、下痢などの症状が起きるので、早めに病院を受診してください。

中でも、感染が拡大するインフルエンザには要注意。1~3日の潜伏期を経て、悪寒を伴う高熱や全身倦怠感を伴って急激に発症します。その場合は安静にし、十分な保温や睡眠、栄養を取ることが大切です。その後、肺炎などの合併症がなければ、1週間~10日以内には快方に向かうので安心してください。感染症の流行期だけでなく、日頃から睡眠や栄養を十分に取り、手洗いうがいをしっかり心掛けましょう。

玉島で最初の病児保育室を設けた病院。

玉島地域で先駆けて始めた病児保育は、今では年間600人もの子どもが利用するまでになりました。

利用前には必ず診察を行っており、症状を見極めてから受け入れています。病児保育施設には保育士2人が常駐しているので、もし途中で病状が急変した時にも素早い連携ができるのです。初めて利用する子の中には、母親と離れる不安から涙する子もいるので、その子が早く落ち着けるように保育士が抱っこをしたり、子どもに好きなおもちゃを聞いて一緒に遊んだりして、少しでも早く不安を解消できるようにしています。

もし、病児保育に不安や心配がある場合は、まずはお試しとして半日利用してみてはいかがでしょうか。

病児保育室には保育士2人が常駐。病状急変にも対応しやすい

瀬崎 宏之先生

久留米大学医学部卒。現在は、1999年から勤務する玉島病院にて院長を務める。

DATA

公益財団法人 弘仁会 玉島病院

倉敷市玉島乙島4030

TEL.086-522-4141

[診]9:00~12:00(受付~11:30)、

15:00~18:00(受付~17:30)

[休]日曜、祝日、年末年始

[P]47台

 

ドンブラっこ 2016年冬号(vol.4)より転載