こどものけんこうそうだんしつ ばい どんぶらっこ

子どもの健康相談室 by ドンブラっこ

  • お知らせ

羽島こども診療所

すくすくと育つ子どもの健康は何かと気になるもの。ここでは、今の季節に気になる病気や症状について、小児科の先生が詳しくアドバイスをしてくれます! しっかりチェックして子育てに役立ててくださいね♪

病気の多い秋こそ。予防が重要!

これからの季節に注意すべき病気は?

食中毒やインフルエンザ感染症、アレルギー疾患などです。一般的に食中毒は夏に多いと思われていますが、実は最も多く発生するのは9月。O-157を代表とする大腸菌などの細菌性感染が原因です。調理器具を煮沸消毒したり、食べ物はしっかり加熱処理を行ったりと、菌を寄せ付けにくくしましょう。

また、アレルギー疾患にも要注意。もともと気道過敏性のある気管支喘息の人は、台風による気圧の変化で喘息発作を誘発する傾向があります。1週間以上、とりわけ夜間を中心に咳が続く場合は、喘息発作の可能性もあるので注意してください。

一方、インフルエンザ感染症もこれからの季節に気を付けたいところ。もし発症しても症状が重くならないように、家族全員で予防接種を行っても良いでしょう。特に乳幼児が感染すると重症化する恐れが高いので、生後6ヶ月以上の子どもはなるべく予防接種することをおすすめします。

現代家族のニーズに応えた病児保育所。

2000年から病児保育所を併設し、働くママたちのサポートを行っています。預かる前には必ず診察をし、定点カメラを設置して異変がないか定期的に確認をしたり、名前を間違わないように子どもの体の前後に名札を付けて薬の飲み間違いを防止したりと、安全面には気を付けています。 

子どもが病気になっても仕事を休めないという家族はここ何年かで増えてきました。当院では、そういった家庭の事情をなるべく汲み取りながら、子どもを預かっています。もし、子どもが病気だけど看られない時には、まずは電話で相談してください。きっと、ママの力になれると思いますよ。

柔らかい日差しが射し込む、病院の2階にある病児保育所

槙 明子先生

1985年川崎医科大学医学部医学科を卒業後、同年5月に同学部小児科に入局。その後、1998年10月に現診療所を開業し、2000年より病児保育所をスタートさせた。開業以来、地域の人に寄り添った診療を心掛けている。

DATA

羽島こども診療所

倉敷市羽島199-1

TEL.086-424-3937

[診]9:00~11:45、16:00~17:45

[休]日曜、祝日 

[P]20台

ドンブラっこ 2016年冬号(vol.4)より転載