春は進級・入園などで新しい生活が始まる節目の季節。子どもの健やかな成長を、心から実感するときですね。そこで今回は、小児科の先生から、今の季節に注意したい症状や予防のポイントについて、アドバイスをいただきました。パパもママも、しっかりチェックしてくださいね!!
春は子どもの病気が多い季節。手洗い・うがいでしっかり予防を!
気温が低く乾燥している時期は、インフルエンザや感染性胃腸炎が流行します。手洗いやうがいで予防しましょう。また、喉の痛みや、発熱、発疹を主症状とする溶連菌感染症も流行中です。細菌性の病気で抗生物質が効くので長引くことはありませんが、急性腎炎の原因になることがあるので要注意。
また、気温が高くなるとアレルギー性の喘息や花粉症といった疾患が増えてきます。花粉症も低年齢化し、3才頃よりみられます。
春から夏にかけては、おたふく風邪が流行するという警報が出ています。予防接種(2回)で防げますので、未接種の方は早めに受けることをお勧めします。合併症として脊髄にウイルスが入り髄膜炎になって入院したり、
難聴になることもありますので、早め早めの受診が大切です。
当院は子どもが病気になった時、仕事で看病できない親に代わり子どもを看る「病児保育室」を併設しています。看護師・保育士がいるので、子どもの病状が変化した時にもすぐ対応できるのが利点です。子どもの病気予防はもちろん、罹ってしまった時にどうするかの対処も大切です。
浅木 秀樹先生
あさき ひでき/1977年、川崎医科大学卒業。同病院小児科講師、井原市民病院小児科医長を経て、1986年にあさき小児科院長となり現在に至る。専門は小児科(学会認定小児科専門医)。
病児保育室。看護師&保育士がいるので安心して預けられる。
DATA
医療法人 あさき小児科
倉敷市水島南幸町1-9
TEL.086-446-1110
[診]8:00~12:00、16:00~18:30
※土曜8:00~12:00
[休]土曜午後、日曜・祝日
[P]あり
ドンブラっこ 2016年春号(vol.1)より転載