前前前回の「お墓」って・・・の続きです。
ネアンデルタール人がいた時代の頃から、
死者を想い埋葬しているという話でした。
その後の話です。
・お墓という概念はあったが、村の一角に成人と子供と分けて埋葬していた。
*古墳時代以降は、お墓は権力者だけのものになってしまい、
庶民のお墓は見られなくなった。
・お墓という概念は無くなり、死者の遺骸は一定の場所に集められ
野ざらしにされていた。
・現代の仏教とつながる頃。
・「墓地」が出現。石塔を用いたお墓が作れるようになった。
・現代の墓地でも使われる「五輪塔」が登場。
・権力者はお墓を作れるようになった。
天保時代に入るとある程度の制約はあるが庶民でもお墓を建てていいように。
*この時代に世の中が安泰になり、庶民全体の経済力が上がる。
→石材の流通力や加工技術が向上
→イエ制度の確立
・現在のように誰でも気兼ねなくお墓が建てられる時代に。
・国が豊かになり、先祖を思いやる精神的なゆとりが生まれ、
建墓が促進され「お墓」が一般化。
「お墓」も時代によっては存在がなくなったり、
庶民は作れなかったり、と変化のあるモノだったんですね。
現代も、「お墓」は変化しています。
私達の環境・意識・家族形態…等変化の理由は様々です。
お墓は無くてもいいかもしれません。
お墓は安くないかもしれません。
でも、大好きだった方・大切だった方と
心を通わすことができる場所だと思います。
今回、お話を聞いて「お墓」の歴史も知れました。
そして、「お墓」には「人の想いがある」という事も改めて感じました。
「お墓作り」はその方の「想い作り」です。
「想い作り」のお手伝いができることに感謝です。
今年も残りわずかとなってきました。
今年の冬は寒いらしいですが、
去年までの暖冬がおかしかったでけで
この寒さが「冬」と言う季節ですね。
稲田石材加工店では
年末年始のお休みを、
12月29日(火曜日)~1月7日(木曜日)
まで頂きます。
お客様にはご迷惑をお掛け致しますが
何卒宜しくお願い致します。
今年は「コロナ」に振り回された年でした。
まだまだ感染問題が落ち着くことはなさそうですが、
寒さにもコロナにも負けない気持ち・体・笑顔で
年末年始過ごしましょう♪
前回の「お墓って・・・」の続きです。
お墓って何のか。
お墓って要らないんじゃないか。
現代はお墓について考えるより、
生活・仕事等々他に考えなければならないことが溢れています。
実際、石屋の私達も自分達を取り巻く環境のことで精一杯です。
なので、とてもお世話になっているお寺のご住職に来て頂き、
「お墓」についてお話を聞いて、
改めて考えてみることにしました。
お墓の起源は、遥か昔、
ネアンデルタール人が作ったモノらしいです。
と言っても今のような形態ではなく、
洞窟に遺体を埋葬していたようです。
埋葬の際、亡くなった方の遺体が自然の厳しさにさらされることがないよう
洞窟に埋葬し、一緒に草花や石器を埋葬していたそうです。
「死者のことを想って手厚く埋葬する」
この想いは、今も遥か昔も時を超えて同じなんですね。
ご無沙汰しております。
突然ですが、「お墓」について考えたことありますか?
お墓って何でしょうか?
なぜ人はお墓を作るのでしょう?
疑問に思ってる方、
興味のない方、
お墓を作る心積もりもない方、
沢山いらっしゃると思います。
でも、「お墓参り」には行った事がある。
という方も沢山いらっしゃると思います。
・・・「お墓」ってなんなんでしょう。
この度は、何回かにわたって「お墓」について考え
更新させて頂きたいと思います。